ケヅメリクガメのオスをベースデザインとした
カメのぬいぐるみです。
カメ目リクガメ科
学名 : Centrochelys sulcata
主にアフリカ大陸の中央から東西に渡って分布しており、
中央アフリカ共和国はもちろんのこと、東から
ソマリア、エチオピア、スーダン、チャド、ニジェール、マリ、モーリタニア南部、セネガル他、おおよそアフリカ大陸を横断するような分布域になっています。
「中央のカメ」という意味のある「Centrochelys」は、特徴を捉えた納得の学名です。
ケヅメリクガメの英名は「African spurred tortoise」。
この「spur」には、鳥の蹴爪・鋭く突き出たものという意味があります。
ケヅメリクガメの臀部をよく観察すると、尾から左右の後肢の付け根部分に、突出した鱗があり、それが鶏やキジのオス達が持つような「蹴爪」に見えることから「ケヅメリクガメ」と呼ばれるようになったようです。
攻撃や防御に用いられることが多い蹴爪ですが、ケヅメリクガメがこの蹴爪をどのように活用しているのかは、謎に包まれています。
ケヅメリクガメは、スーダン〜モーリタニアにかけて広がるサハラ砂漠の南側に沿った地域、そして更に南に続く乾燥したサバンナ、またその周辺の砂漠に生息しています。
早朝や夕方に活動することが多い薄明薄暮性で、それ以外の時間は、地中に掘った穴の中で休息を取ります。
日中の猛暑を凌ぐために重要なこの穴は、立派な前肢を使って自分で掘ったり、もう使われなくなった他の動物の巣穴を利用することもあるようです。
生息環境が乾燥地帯であるため、水が飲める機会は限られています。
その為、水分を多く含む多肉植物をはじめ、主にイネ科の植物や野草、低木の葉、花や果実などの食べ物から水を得ています。
ちなみにケヅメリクガメに限ったことではありませんが、浅い水たまりなどからでも水が飲めるように、鼻から水を飲むこともできます。
水を飲む方法は個体差があるようですが、気になる方は是非観察してみてください。
以上のことからも分かる通り、ケヅメリクガメの食性は植物食です。
Karoのアイテムは、
シンプルに仕上げる為に細かなケヅメリクガメの特徴を割愛しています。
学名の「sulcata」(溝・筋のある)からも分かる発達した甲板の成長輪。
鋸状の縁甲板外縁や突出した喉甲板など、他にも沢山のケヅメリクガメポイントがありますので、
是非調べてみてください。
ケヅメリクガメのぬいぐるみは、オスとメスの見た目がほぼ一緒です。
成体のオスは、メスよりも尻尾が太く長くなります。
しかし地面に引きずることはなく、普段はしっかりと甲羅の中に横向き収納されています。
その為オスのぬいぐるみは、尻尾なしのデザインです。
オスとメスの違いを明確にするため、メスは比較的尻尾が見えやすい幼体をイメージして制作しています。
尻尾がちらりと見えるデザインです。
オス:成体イメージ(尻尾なし)
メス:幼体イメージ(尻尾あり)
お好みのフォルムをお迎えください。
そしてカメのオスメス見分け方の定番。
総排泄腔の位置ですが、オスは甲羅に尻尾を収納しているデザインの為、
メスのみ尻尾の総排泄腔を刺繍しています。
こちらも興味のある方は調べてみて下さい。
ケヅメリクガメ ♂ アイテム詳細
生地は、革風の落ち着いた雰囲気を放つ「スエード調フェルト」を使用。
光の加減で風合いが変わる、マットでさらりとした肌触り。
高級感溢れる一匹に仕上げました。
ぬいぐるみのサイズは下記の通り。
甲長 約12.5cm
甲幅 約9cm
体高 約7.5cm
頭と尾を含む全長 約17cm
手足を入れた最大幅 約10cm
手のひらの上にジャストフィット。
甲羅は心地よいハンドレストになります。
中の綿はソフトコットンを使用。
このぬいぐるみは柔らかめの触感です。
ハンドメイドの為、大きさや形に若干の誤差有り。
しかしそれはカメの個性です。
It is the only item in the world.
ぬいぐるみは決して裏切らない。
ずっとあなたの傍にいる。
だから何でも話しかけて。
生きづらい毎日の、ほんの一時の休息を、
あなたに……。