東京都内某所。
知的好奇心と探究心を満たす為、そして精神の休息の為に、「とある川」にやってきた。
前回に引き続き、定期探索を開始しようと思う。
※動物の生息地に配慮し、場所は伏せています。
※堅い事言ってますが、ただの散歩です。
○前日晴れ、本日も晴れ。それほど寒くなく大変過ごしやすい気候。
11:46 アプローチポイントを間違え、前回の場所より下流の対岸に降りてしまった。
更に勘違いし上流ではなく下流方向に歩みを進めてしまう……。
・かなりの数のモグラ塚を確認。
しかし古めで、踏みつけられているものが多い。
・この辺り一帯、カルガモ計7羽確認。
・白黒のセキレイが鳴きながら飛び、過ぎていった。
恐らくハクセキレイ?
・上流方向を見ると、カルガモの先にコサギを発見。
景色に違和感を覚え立ち止まります。
ここで初めて、前回と違う位置に降り、そして逆方向に進んでいることに気づきました。
前回と同じ位置からもう一度歩き直そうかとも思いましたが、せっかくなのでこのまま来た道を戻りそのまま上流方向へ進むことに。
対岸の様子を知るいい機会です。
12:03 上流方向へ移動開始。
・歩き始めてすぐ、足元に2羽のハクセキレイがいることに気づく。
この2羽の後を追いながら、のんびり散策。
・写真は撮れなかったが、恐らくモンシロチョウらしき蝶が前を横切る。
・上流を見た時に発見したあのコサギに追いついた。
かなりせわしなく動いているので、採餌中か?
何を思ったのか、陸へと上がってきた。
そーっと通過……。
・超巨大モグラ塚発見。
ここまで大きなモグラ塚を見たのは初めてだ。
大興奮で近づき観察開始。
・大きさは約45×45cm
土が黒く割と新しい塚と推測。
・その周辺にも割と大きめのモグラ塚が多数。
どれも黒く新しめ。約9個確認。
12:31 前回のスタート地点(対岸)に到着。
改めて、定期探索スタートだ。
ここからは蝶々類が多く飛んでいます。
昆虫類は詳しくないのですが、この機会に色々調べてみることにしました。
・恐らくヤマトシジミ。
小さくて綺麗で可愛い。
かなり好きだ。
ここではよく見かける。
・恐らくモンシロチョウ。
30分前に私の前を飛んでいったのも、恐らくこの蝶。
幼い頃から見ていた蝶だが、こうして写真を撮ったのは初めてかもしれない……。
・恐らくツマグロヒョウモンのオス。
個人的にだが、東京に来てから一番よく見かける蝶だと思う。
メスをまだ見たこと・撮影したことがないので、今後要チェックだ。
・恐らくヒメアカタテハ。
ずっと、ツマグロヒョウモンのメスだと思っていた。
が、よく観察すると、触覚の先端や後翅の特徴が違う。
今後気を付けて見てみよう。
・恐らくキタキチョウ。
☆キタキチョウは、夏型(羽の先が黒い)と晩秋型(羽の先が仄かに黒い)がいるようだ。
また、黄色が濃いほうがオス。薄いほうがメスらしい。
・恐らくアキアカネ
☆いわゆる赤とんぼ。赤とんぼには、
胸まで赤いナツアカネと
胸は赤くないアキアカネがいるそうだ。
どちらも6月に羽化し、アキアカネは山地へ移動し、秋に戻ってくるのだそう。
ここまでで、計4種の蝶々。1種のトンボを発見しました。
ちなみに撮影こそしていませんが、こちら側はモグラ塚が多い印象を受けます。
このままどんどん記録していきましょう。
・カルガモ11羽。
・踏みつけられたモグラ塚、多数。
・ドバト3羽。
・ハシボソガラス1羽。(水飲み中)
・少し歩いた地点に、寝てるカルガモ3羽。
・スズメの群れに遭遇。
・ドバト3羽発見。
うち2羽が真っ黒……。
ここまで黒いのはめったに見たことがないから驚きだ。
・カルガモ3羽確認。
・橋の下で休んでいた水鳥群。上流へ移動中。
恐らくカルガモ8羽。
マガモ♂1羽。
マガモ♀1羽。
ではないかと推測。
・新しめのモグラ塚を2個発見。
何年か後、この辺りを十分に探索し尽くしたら、
モグラ塚の張り込みをしてみたいと思う。
・オオバン発見。
私に驚いて水上を走る。
様子を伺いつつ私の前を通り過ぎ、
下流の方へと去っていった。
越冬?冬鳥?留鳥?
今後要観察だ。
・恐らく、羽の色が薄い冬羽のハクセキレイ♀と
羽の色が濃い冬羽のハクセキレイ♂を発見。
近づいても逃げないメスのハクセキレイを撮影していたら、
オスのハクセキレイが飛び入り参加。カップルなのだろうか?
いやいや、もしかしたら、ハクセキレイのメスと幼鳥という可能性も?
鳥に詳しくない為想像が膨らむが、いつかしっかりと見分けられるようになりたい。
★ハクセキレイの冬羽や幼鳥の特徴について興味がある方、是非調べてみて下さい。
・カルガモ4羽確認。
・コサギが川中で立ち尽くし、キョロキョロ
・古いがかなりの数のモグラ塚ポイントを発見。(13個前後)
実際にモグラ塚を踏みつけて復活するかどうかを確かめたわけではないのだが、
本道ではなく採餌場所……支道の土なのではないだろうか?
ここまで数が集中していると、いろいろと想像してしまう。
いつか踏みつけ実験(本道探索)をやってみたい。
13:48 休憩
約2時間じっくり歩きました。
本当なら毎月同じ道を歩いて、その違いを見て行きたかったのですが、これも何かの縁でしょう。うっかりミスとはいえ、対岸の道も嬉しい発見がいくつもありいい感じです。
15分ほど休憩して、出発します。
14:05 休憩終了。出発。
・橋の下にカルガモ5羽確認。
石の上に1羽乗っていると思ったら、カルガモの上にカルカモが乗っていた。
交尾ではないようだが、不思議な光景を見た。
・カルガモ11羽にオオバン2羽。
カルガモは、オオバンが食いちぎった草のおこぼれを狙っているのだろうか?
・ハクセキレイ2羽確認。恐らくオスとメス?
安直だが、2羽いるとついついカップルかと思ってしまう。
それにしても、人馴れしているのか全然逃げない。
・シジュウカラ発見。
どこからか飛んで来て、歩道側の木の上へ。
山奥では見られたが、この場所では初めての発見。嬉しい。
☆よく似ている鳥として、ヒガラやコガラが挙げられます。
様々な見分け方が言われていますが、私はこう覚えます。
シジュウカラ=黒ネクタイ
ヒガラ =黒蝶ネクタイ
コガラ =黒ベレー帽
★他にも様々な見分け方の例えが言われていますので、興味がある方是非調べてみて下さい。
・カルガモ4羽確認。
・スズメの群れに再遭遇。
・ヤマトシジミの接写に成功。
・1枚の写真には写りきらなかったが、全体で恐らく
マガモ♂ 2羽 マガモ♀ 2羽 カルガモ 12羽 だろうか。確認できる。
・モグラ塚5個確認。
・ベニシジミの撮影に成功!
初めて確認できた蝶々です。
ふと、蛾と蝶の違いってなんだろうと調べてみました。詳しくは割愛しますが、今後その辺りも意識して見ていこうかと思います。
★蛾と蝶の違い、結構一概には言えないみたいなので、是非調べてみて下さい。
・ハシボソガラス3羽発見。水浴び中と思われる。
電線に止まっているカラスより、やはりこうやって
水や土の近くにいるカラスの方が、私は好きだ。
ということは、私はハシボソガラス派なんだろうな。
★ハシボソガラスとハシブトガラスの見分け方が気になる方、是非調べてみて下さい。
嘴の形だけでなく、移動方法や食事場所にも注目です。
○前回同様の行き止まりポイントに到着。
仕方がないので川沿いを離れ歩道を歩きます。
しかし、その後川沿いへ降りる階段が現れず、そのままゴールに定めた公園に到着しました。
15:08 公園到着。時間がまだ早いので、園内散策。
・野良猫発見。
ん!? 白黒のは前回見かけた猫だろうか?
しかし額の白い部分の広さが若干違うような……。
とにかく、この公園には野良猫が多くいるようだ。
・園内の川にも、カルガモが6羽。1羽だけ雰囲気が違うがなんだろうか。
・園内の更に奥へ進み、紅葉の美しさに息を呑む。
そうか。今は秋か……。
せっかくなので、しばらく留まり自然を堪能する。
16:20 公園終着。
〜今回の反省点〜
方向音痴が災いし、スタート地点を間違えてしまった。もしずっと気付かなかったら真逆の下流方向へ進みきっていたことだろう。それはそれでまぁ楽しめるとは思うが、森の中だったら遭難だ。もう少し周囲の状況、建物などを意識して、自分が今いる場所がどこなのか目印となるモノを見つけて行きたいと思う。
〜発見した動物合計〜
モグラ塚44個以上 カルガモ71羽 ハクセキレイ7羽 コサギ2羽 モンシロチョウ2匹 ヤマトシジミ2匹 ツマグロヒョウモン♂1匹 ヒメアカタテハ1匹 キタキチョウ1匹 キタアカネ1匹 ドバト6羽 ハシボソガラス4羽 スズメ15羽以上 マガモ♂3羽 マガモ♀3羽 オオバン3羽 シジュウカラ1羽 ベニシジミ1羽 野良猫3匹
※あくまで種と数は暫定です。記録固体のみ記しているので、実際はもっといるでしょう。(特に蝶々などの昆虫類)
※容量節約のため、全ての写真はクオリティを圧縮しています。
以上です。
画面越しですが、一緒に動物観察をしている気分になって頂けましたら幸いです。
私の観察方針は、捕まえず現状のままの動物を観察することなので、毎月通って少しずつその動物について知っていきたいと思っています。
写真もなるべく動物と環境を一緒に撮影しているので、動物との距離感や大きさ等を感じて下さい。
いつか正式に、どこかの森にトレイルカメラを仕掛けたい。
それが私の密かな夢です。
次のブログでお会いしましょう。
それでは。
writing 2022/07/24