ミシシッピアカミミガメのぬいぐるみ　オス

ミシシッピアカミミガメのオスをベースデザインとした
カメのぬいぐるみです。

カメ目　ヌマガメ科
学名：Trachemys scripta elegans

ホクベイアカミミガメは、
キバラガメ、ミシシッピアカミミガメ、カンバーランドキミミガメ
という3つの亜種に分けられます。

このぬいぐるみは、ホクベイアカミミガメの中の
ミシシッピアカミミガメをベースに制作しました。

原産は種の名前の通り北米。
ミシシッピ川、そしてメキシコ湾に面した地域、
中でもアメリカ合衆国中東部・南部、メキシコ北部・北東部と言われていますが、
多くの情報があり詳細地については割愛します。

現在ではアメリカ合衆国の殆どの州、そして世界各国での帰化が確認されていて、
日本で多く見られるカメも、恐らくはこのミシシッピアカミミガメだと思われます。

日本におけるアカミミガメの取り扱いとしては、

2005年6月　「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」（外来生物法）が施行されましたが、この時点でアカミミガメは、様々な事情を鑑み、特定外来生物に指定されませんでした。

2015年3月に「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト」（生態系被害防止外来種リスト）がまとめられ、その中でアカミミガメは「緊急対策外来種」に分類されました。
また同年7月に「アカミミガメ対策推進プロジェクト」が環境省より公表され、具体的かつ理想的な方針が示されました。

2022年5月には「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律の一部を改正する法律」が成立し、この改正法の施行にあたり様々な検討がなされました。

そして2023年6月1日より、ついにアカミミガメの法規制が施行されました。

各項目の詳細については情報量が多いため割愛しますが、興味のある方は是非調べてみて下さい。

性格は個体差があるので一概には言えませんが、
かなり活発で食欲旺盛。
幼体の頃は上記の性格が長所となり大変かわいらしいのですが、
成体になるにつれて次第にその気性が荒くなっていきます。

飼育下では、
水槽内のあらゆるものを破壊したり脱走したりと問題が発生し、
懐いた個体でも手から餌を与える際は、指を思いきり噛まれれる事態が頻発します。
噛んでもそれほど痛くなくすぐに離してくれるクサガメとは対象的に、
噛み跡が指に残るほど強く噛まれるのでかなり痛く、更になかなか離してくれません。

またよく懐いてくれる反面、バスキング中に人間が近づいた際は、
いち早く水中にスライドし逃げてしまうなど、多くの特徴を併せ持った大変興味深いカメです。

ミシシッピアカミミガメの特徴は、緑・黄・黒・赤の色彩にあります。
幼体の頃のミシシッピアカミミガメを見てみると、
甲羅は鮮やかな緑色。腹甲は鮮やかな黄色に黒い斑紋。
そしてチャームポイントで、頭部の目の後方に鮮やかな赤い斑紋が入ります。
このことからも、幼体の頃のミシシッピアカミミガメは「ミドリガメ」と呼ばれ親しまれる理由が分かります。

個体差があるので一概には言えませんが、
成体になるにつれてその鮮やかさは失われ、甲羅は深くて濃い緑色に、腹甲は黄色がくすみ、そして赤い斑紋も黒く沈み確認しづらくなります。
成熟したオスの中には、甲羅は明るめの黄土色、そして頭部や四肢が完全に真っ黒になる「黒化（メラニズム）」した個体も見られ、他のカメと見間違わないようよく観察することが大切です。

また現代では多くの色彩変異個体が見られ、キャラメルピンクやブラックパール等の個体が販売されています。